訪問看護に転職する作業療法士が増えている理由
近年、作業療法士(OT)の働き方は大きく変化しています。従来は病院や介護施設で働くことが一般的でしたが、今では「訪問看護」で活躍する作業療法士が増えています。
なぜ多くのOTが訪問看護に転職しているのでしょうか。本記事では、その背景や魅力、キャリアの広がりについて解説します。
1. 高齢社会の進展と「在宅生活支援」へのニーズ拡大
日本は超高齢社会を迎え、介護や医療の現場では「住み慣れた自宅で生活を続けたい」というニーズが急増しています。
訪問看護における作業療法士の役割は、病院でのリハビリとは異なり、実際の生活環境での動作訓練や自立支援です。
例えば以下のような支援があります。
自宅でのトイレ・入浴・着替えなどの動作訓練
調理や掃除など家事動作のサポート
住宅改修(手すりの位置など)のアドバイス
福祉用具の活用提案
このように、「生活に直結したリハビリ」を提供できるのは訪問看護ならではの強みであり、そこにやりがいを感じて転職する作業療法士が増えています。
2. 利用者や家族と深く関われるやりがい
病院や施設では、多くの患者さんを限られた時間で担当することが多く、どうしても一人ひとりにじっくり関わるのは難しい側面があります。
一方、訪問看護では1回の訪問時間が40〜60分程度と比較的長く、利用者の生活や家族の状況を踏まえたリハビリを提供できます。
「転倒しやすいのでベッドの配置を変える」
「調理が趣味だからキッチンで動作練習を行う」
「家族が介助しやすい姿勢を指導する」
このように、利用者の生活に密着した支援を通じて「その人らしい暮らしを支える」ことができる点は、大きなやりがいとなります。
3. チームアプローチによる学びと安心感
訪問看護ステーションでは、看護師・理学療法士(PT)・言語聴覚士(ST)など、多職種がチームで利用者を支えます。
作業療法士は、身体機能だけでなく「生活全体」に視点を置いてアプローチできるため、チームの中で重要な役割を果たします。
また、独りで訪問することに不安を感じる方も多いですが、実際には以下のような仕組みが整っています。
初めは同行訪問で安心して回ることが可能
訪問後にチームで情報共有・相談できる
緊急時は看護師や管理者がフォロー
こうした環境があることで、未経験から訪問看護に転職した作業療法士も安心して働き始めることができます。
4. ワークライフバランスの改善
訪問看護に転職するOTが増えている大きな理由のひとつが、働きやすさです。
病院勤務の場合、夜勤や休日出勤があり、家庭やプライベートとの両立に課題を感じる人も少なくありません。
訪問看護では、
夜勤がない
土日休みのステーションも多い
直行直帰が可能な場合もある
といった特徴があり、子育てや家庭と両立しやすい環境が整っています。
「生活を支える仕事だからこそ、自分の生活も大切にできる」――この点も訪問看護を選ぶOTが増えている背景です。
5. キャリアの広がりと将来性
訪問看護ステーションでの経験は、作業療法士としてのキャリアにも大きくプラスになります。
在宅医療の専門性を磨ける
ケアマネジャーや地域包括支援センターとの連携を学べる
将来は管理者や教育担当としてステップアップ可能
独立して自分のリハビリサービスを立ち上げる道もある
さらに、今後も在宅医療・訪問リハビリの需要は右肩上がりで増加していくため、将来性の高い分野だといえます。
6. 訪問看護に転職する際の不安と解消ポイント
「一人で訪問するのは不安」「医療知識が十分か心配」といった声もあります。
しかし、多くのステーションでは教育体制が整っており、以下のような支援があります。
入職後は先輩OTや看護師との同行訪問
研修制度や勉強会でスキルアップ
ICTを活用した相談・情報共有体制
こうしたサポートがあることで、不安を乗り越えて活躍しているOTがたくさんいます。
まとめ
訪問看護に転職する作業療法士が増えているのは、
在宅生活を支えるやりがい
利用者や家族と深く関われる魅力
チームアプローチによる安心感
ワークライフバランスの実現
キャリアの将来性
といった多くの理由があるからです。
作業療法士として「その人らしい暮らしを支える」ことに関心がある方にとって、訪問看護は大きな可能性を秘めたフィールドです。
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